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がん患者を支える側は・・・

抗がん剤治療を受けるに至るまで、たくさんの葛藤がありました。

治療について、情報を収集すればするほど、混乱し、何を信じていいのか
わからなくなりました。
もう、何もかも投げ出したい。逃げ出したい。もう、嫌だ。嫌だ。
自分で決められない。誰かに決めてもらった方が楽だ。
「誰か決めて!」そう叫んでいる自分の声を何度も聞きました。

気持ちだけが焦り、もがき、いろいろな人に相談しました。

ただ・・・相談を受けて下さった人は、皆、言いました。

自分自身が納得できる答えを見つけて。
そして、その答えを見つけるために、何かできることがあったら、お手伝いさせて。

正直なところ、相談すれば「抗がん剤治療を受けた方がいい。受けるべき。」と
言われるのだろうと思っていました。

職場の人々は、さすがに高齢者ケアのプロですから、何よりも私の気持ちを受けとめて
「その人らしく生きる」というケアの在り方と同じく、私の生き方を
大切に考えて下さいました。
また、友人の多くは、ともに「人とのかかわり」を学んだ仲間だけに、
やはり、私のあり様を、生き方を尊重し、見守ってくれました。

誰もが、悩み、苦しみ、もがく私を、ありのままに受けとめて、そばにいてくれました。
何も言わず、ただ・・・そばにいる・・・。
(物理的な距離にかかわらず・・・心がそばにいるということも含めて)
それが、あの時の私に、一番必要だったことだと、今は思います。

もし、私が逆の立場であったら・・・どうしたか。

どこまでが相手の意思や気持ちを尊重することになるのか。
どこからが自分よがりな・・・よかれな押し付けになるのか。
結局、自分で決めるしかないの と突き放したような感じになってしまわないか。

がんを患った人を目の前にして、自分自身も、揺れる心の中で
ひとつひとつの言葉を選ぶことでしょう。
そして、あのように言ってよかったのだろうか 
もっと違う言い方もあったのではないだろうか
と自問自答するでしょう。

そしてまた、ただ、何も言わずにそばにいることに意味があるのか・・・
何もできない無力さを感じながら、何か他にできることはないのか
そう思いながらも、ここにこうしていることが、今できることなのだからと
自分に言い聞かせることしかできないのだろうと思います。

誰もが、その瞬間瞬間、お互いに心揺れながら、かかわり合っていく。
きっと、こうあればよいという答えなどないのでしょう。

支えて下さる人々が、私自身をありのままに受けとめて下さったことで
私自身が自分をありのままに受けとめることができるように
なりつつあるような気がします。

そして、治療についても、(決して悲観的でなく私にとっては良い意味で)
大きな期待もしていない。
でも、疑いもしていない。
とてもニュートラルな気持ちで受けることができています。

がん治療とともに生きていくには、治るのではないかと過度な期待を持ったり、
効かないのではないかと不安や焦燥感を持ったりすることより、
治療そのものもありのままに受け入れていくことが大切なんだと思います。

こうして綴りながら・・・ふっと思いました。
ありのままに受けとめるということは、もしかしたら起こるかもしれない
再発などのBad newsをも、ともに生きるために、受け入れることが
できるような心の準備につながるのでしょう。
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プロフィール

さくらのように

Author:さくらのように
仕事にやりがいを感じながら、日々、懸命に生きてきました。
でも、ある日、進行がんを告知され、これからの人生を
がんと向き合いながら、どう生きていくか・・・

何かに向かって懸命に生きるというこは
たとえ、それが叶わなかったとしても
誰かの生きる希望や力になれる

そう信じて・・・。

心からの笑顔いっぱいに生きていきたいと思います。

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