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母の一周忌

今日は、母の一周忌 そして 父の3回忌

1年前の今日の今頃・・・
私は、白装束に身に纏い、眠るように横たわっている母の顔を
見つめていました。
「ママ・・・やっと帰ってこられたね。今日は、一緒に寝ようね」

この日の午前中、私は注腸検査の結果、大腸に悪性が疑われる腫瘍が
見つかり、週明けに入院することになりました。

検査で疲れ切り、横になっていた私に、病院から電話がありました。
「お母様の容態が良くありません。すぐにいらして下さい。」

腹部の痛みとからだのだるさを感じながらも、すぐに病院へ向かいました。

そして・・・病室に入る瞬間、看護師さんが大きな声で母に言いました。
「夫佐子さん 娘さんが来ましたよ!娘さんですよ!夫佐子さん!」

病室に入り、母を見ると・・・すでに息づくことなく顔は白くなっていました。
「なんで・・・なんで・・・待っていてくれないのっ!」
「いつも自分勝手ばっかりじゃない。なんで、勝手に逝っちゃうのよ。」

悲しみよりも怒りが込みあげてきて、私は、母のからだを力いっぱいに
大きく揺さぶり叫びました。
「もうっ!なんで勝手なの!なんで、自分ひとりで逝っちゃうの!もうっ!」
「起きて!起きて!なんで起きないのっ!私は、まだ話したいこといっぱいあるのに。」
何度も何度も叫び、何度も何度も母のからだを揺さぶりました。
どこにもぶつけることができない怒りで、私のからだは震え、息をすることさえ
苦しくなっていました。

どのくらい時間が経ったでしょうか・・・。
ふと・・・握りしめていた母の手が冷たくなっていることに気づきました。

さっきまで、あんなに温かったのに・・・。
もう・・・目を覚ましてくれない。もう・・・話しかけてくれない・・・。
もう・・・笑顔で私を見つめてくれない・・・。

そして・・・私は、からだ中の力が失われるような悲しみに
沈みこまれていきました。
ぼろぼろと溢れていた大粒の涙は・・・静かに流れ落ちる滴のようになりました。
窓を見上げると、沈みかける夕日が、優しく私を包んでくれました。
幼い頃、泣くじゃくる私を母が抱きしめてくれたように・・・。

母はいつも言っていました。
「あなたに何かあったら、私の命に代えてもらうよう、神様にお願いしているから、
何も心配しなくていい。それだけは、毎日、(亡くなった)おじいさんやおばちゃんにも
お願いしているから。」
母は、その言葉通りに、自分の命に代えて、がんになった私を救ってくれました。

今日、母と父の墓前に語りかけました。
「私は、こんなに元気になったよ。主治医の先生も、とってもいい先生だから。
これからも、元気に生きていくからね。見守っていてね。」

ゼローダの休薬に入って、4日目ですが・・・(通常の休薬1週間+4日目)
掌が赤く腫れてヒリヒリしていたのが、随分、治まりました。
掌の色が、以前のような肌色に近くなっています。
T先生の言われた通り、休薬したら、本当によくなりました。

じっとその掌を見つめていたら・・・なんだか嬉しくて嬉しくて。
私には、まだまだ治る力があるんだ・・・
私は、いつまでもいつまでも・・・自分の掌を見つめながら、泣いてしまいました。
温かい涙 嬉しい涙 感謝への涙 でした。

そして、思いました。
これからも、私が自分らしく元気に生きていくことが父や母への何よりの供養であると。


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さくらのように

Author:さくらのように
仕事にやりがいを感じながら、日々、懸命に生きてきました。
でも、ある日、進行がんを告知され、これからの人生を
がんと向き合いながら、どう生きていくか・・・

何かに向かって懸命に生きるというこは
たとえ、それが叶わなかったとしても
誰かの生きる希望や力になれる

そう信じて・・・。

心からの笑顔いっぱいに生きていきたいと思います。

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