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励ましの言葉

友人から時々、私達はあなたに何をしてあげたらいいの?
どんな言葉をかけてあげたらいいの?と
尋ねられることがあります。

私は答えます。
「いつもと同じでいいの。今までと何ら変わらなくっていいの。」

私は少なくとも、がんである私の気持ちを『理解してもらいたい、わかってもらいたい』
とは思うことはあまりありません。

ホントは・・・励ましも・・・辛い時があります。

「頑張って」と言われても、もう、これ以上、どう頑張ったらいいの?と
聞き返したくなってしまいます。
元気に見えても 笑っていても 心は泣いていることがあるんです。

だからこそ、周りの人には、いつもと同じようにいてほしいと願うのです。

他愛のない会話で「あーでもない こーでもない」と早く切り上げたいのに
長話したりして
言いたいことだけ言って「で、結局、どうなのよ? どうするの?」と
振るだけ振ったりして
こっちは指導で叱っているのに「僕にはわかりませんっ!」とわからないことを
自負したりして
行き場のない怒りに爆発して「蹴ってやるわ~!」と机を蹴ったり叩いたりして
八つ当たりしたりして
相談したいと言いながら、人のアドバイスには「でもね でもね」と
結局、自分の考えを押し通したりして
アドバイスや指導を聞いているかと思ったら「で、何をやりゃいいんです?」と
開き直ったりして
スベッたお笑いで苦笑いして よくわからないけどなんだか
可笑しくて大笑いして
信じがたい噂話に「うそぉ~マジ?それってヤバくない?」と否定しながらも
興味津々になったりして
好きなアーティストや俳優の話に「やっぱりイケメンがいいわ」と女子会ごとく
盛り上がったりして
仕事の話はそっちのけで、プライベートの話には「それ、いいわ~」と笑顔で
意気揚々としたりして
美味しいグルメ話に「あれも食べたい。これも食べたい。」のニコニコ顔に
「だから、痩せないんだってばっ!」と突っ込んだりして
散々愚痴って、最後は、「まぁ~しようがないわ~」とため息ついたりして
よくわからないのに「そうだ。そうよ。」とその場限りの
わかったふりなどしたりして
なんだかんだと言いながら「まっ、それでいいんじゃない」と勝手に
締めくったりして
「でさ、さっきの話って、結局は何だったの?」「さぁ?何だったんだろうね?
俺もわからん。」と当事者なのに他人事にしたりして
「みんな同じよ~。誰にでも、こういうことってあるって。」と当たり障りのない
励ましをしたりして
TVドラマのストーリー展開に「そうじゃない。こーなる。あーなる」と
むきになって言い争ったりして
「相談に乗るわ」と言いながら、いつの間にか・・・こっちが聞き役の
自分の自慢話になったりして
しんみりした話になったかなと思いきや、お互いに全く別のこと
考えてボーっとしたりして

そんな普通のよくある他愛のない話でいいんです。

私は、そんな会話の中で、「何も変わらない。いつもと同じ。こうして生きている」と
思うのです。

ひとりでいれば・・・否応なく、がんのことを考えてしまいます。

自分が、がんであることを忘れた普通の時間がほしいのです。

そして時には・・・何も言わずにそばにいてくれるだけでいいんです。
一緒にTVやDVDを観て、同じシーンで笑って泣いて叫んでくれたら・・・
一緒にお買い物に行ったり、一緒に美味しいものを食べてもらえたら・・・
それだけでいいのです。そこに言葉はいらない。

とはいえ・・・私もどうしようもない不安や恐れに苛まれることが
よくあります。
愚痴も言います。泣き言も言います。八つ当たりもします。

その時は、黙って聴いてもらえれば・・・それだけでいいんです。
そして、そっと肩を抱いて、背中を摩って、抱きしめてもらえれば・・・
幸せです。

私の弟達は、一緒にご飯を食べに行っても、治療のことも病気のことも
ほとんど話題にしません。
いつもと変わらず、世間話をして、笑っています。

仕事でのお付き合いの食事が多く、ポッコリ出ていたお腹が、健康飲料のお茶を
飲み続けたら、へっこんだと、お腹を出して見せて(自分でお腹をへっこませながら)
「どうよ?これじゃまだいかんか?」と言ったあとに、息を吐き切り、
ポッコリお腹が復元!笑いを誘う。

ただ、食事の時も歩く時も何かをする時は、必ず、私のからだを気遣い、
手を差し伸べてくれます。
さりげなく、ゆっくり歩いてくれたり、荷物を持ってくれたり。

食事の後に「結構、食べれたな。よかったな。」とポツリと言ったり。
食べる前に「元気になるために、しっかり食べろよ。」とは一度も
言われたことはありません。
しっかり食べられない私には、食べないと病気が悪くなるというのは
“脅し”のようなものです。

そのかわりに、「好きなものを、食べられるだけ食べればいいんだって。
おっ! 美味しそうなのは、やっぱり一番高いわ。ハハハ。お姉ちゃん、
遠慮せんでええわ。今日はコイツのおごりだから。なっ?」(長男)
「おぉ~任せとけ。オレは、小銭は持っとるから。アハハ」(次男)
茶化しているような会話ですが、私には心がなごみます。

私からは、1クールに1回ほど、副作用の状態や先生との話の内容などを
メールしています。
やはり、何かあった時に、状態がわからなければ、弟達も困るでしょうから。

抗がん剤の副作用がひどくて、泣き言をメールした時の弟(長男)の返信

辛いでしょうが前向きに考えて欲しいです。頑張ってという言葉は使うまいと
思っていましたが、それ以外の言葉が思いつきませんね。
やはり、やると決めたんですから、やれるところまでやってみましょうね。

お姉ちゃんは自分だけのために頑張るのではなく、私や○○(次男)、
○○(姪っ子)や、おじさん、おばさんやお姉ちゃんの同僚や知り合いのために
頑張るんだと思ってください。

お姉ちゃんは昔から頼られると断れず、頑張って期待に応えてくれました。

お姉ちゃんは辛いでしょうが、周りのみんなは、お姉ちゃんに少しでも
元気で長生きしてもらいたいのです。勝手言ってごめんね。
でも、私の正直な気持ちは、どんな形でもいいのでお姉ちゃんに少しでも
長く居てもらいたいんです。兄弟だから。

涙が止まらなかったメールです。
私のことをわかっていてくれる“兄弟だから”こその「頑張って」でした。

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プロフィール

さくらのように

Author:さくらのように
仕事にやりがいを感じながら、日々、懸命に生きてきました。
でも、ある日、進行がんを告知され、これからの人生を
がんと向き合いながら、どう生きていくか・・・

何かに向かって懸命に生きるというこは
たとえ、それが叶わなかったとしても
誰かの生きる希望や力になれる

そう信じて・・・。

心からの笑顔いっぱいに生きていきたいと思います。

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