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10クール目 慢性化した副作用は変わらず

5日より10クール目を迎えています。
先クールよりエルプラットが休薬になり、副作用もほとんどなく
体調良好です。
今のところ、血液検査のCEA値も 8.6 で変化なし。
ただ、投薬後6日目までは、倦怠感がかなりあり、眠気が強いです。

慢性化した手先の痺れは、良くも悪くもならず。
掌も指先もつるつるテカテカになっていって、手先が使いづらいです。
T先生にどのくらいしたら元に戻りますか?と聞いたのですが・・・
「うーん・・・経験上、4~5か月(6~8クール)投薬した患者さんで、
半年はかかると思うけど。
実際には、完全に元のようにまでは戻らないことが多いんだよね。
だからこそ、休薬のタイミングとしては、酷くなる前のまだ大丈夫かなと
思うくらいの軽い段階で、僕は休薬を考えるんだけど。
患者さんにとっては、まだ大丈夫と思う。治療効果もあるから続けたいって
いう患者さんも多いけどね。」

T先生は、やはり患者さんのQOLをよく考えて下さっています。

また、手の指の関節のこわばりが出てきています。
朝起きた時の関節のこわばりのような感じが、終日続きます。
右手の中指の関節は、少し骨が腫れて、曲げると痛みがあります。
これもT先生に聞いてみましたが、「副作用で関節が痛むというのは、
あまり聞かないけど。
もともと関節炎やリューマチになりやすい体質だと、治療が引き金になって
しなうこともあるかもしれない。たぶん、整形外科に行っても、原因は
わからないかもしれないから、少し様子をみましょう。」とのこと。

それにしても、10クール目までなんとか来ました(笑)
抗がん剤治療には XEROX+アバスチン
副作用緩和の免疫治療には 高濃度ビタミンC点滴(2回/週 75mg投与)
心のケアには アロマセラピー ヒーリング(1回/週)
体力アップには ストレッチ 加圧トレーニング(1回/週)
そして・・・友人、知人、職場の方々、ブログを読んで下さっている方々、家族の支え
そして・・・T先生と化学療法室の看護師さん
のおかげです。
本当に本当に・・・ありがとうございます。

最近、保険会社の「がん保険」の勧誘の電話がよくかかってきます。
その都度「あのぉ・・・私、今、がん治療を受けていますので、
お勧め頂く保険には入れないと思いますよ。」と明るく答えると、
相手の方は、一瞬黙り込こまれ「あっ そ、そうでしたか。」と慌てていらっしゃる(笑)

やはり、2人に1人はがんにある時代。がん保険も充実してきています。
今や、がんは入院でなく通院治療が主となります。通院保障は必要です。
ある保険では、抗がん剤治療に通算600万まで保障されています。
また、先進医療の保障も2000万までの保険もあります。
私は、がん保険に入ろうとしていた矢先に、がんになってしまいました。
医療保険だけなので、通院保険も先進医療保険もないので、今更ながら、
もっと早くに契約しておけば・・・と後悔しています。

これを読んで下さっている方は、一度、ご検討されることをお勧めします。
そして、健康診断+がん検診。がんは早期発見であれば、今の医療では、
完治の可能性も十分にあります。

要検査となったら、躊躇せずに、すぐに検査を受けて下さいね。

それから、12年度4月から病院の窓口で、「健康保険限度額適用認定証」を
提示すれば、限度額までの支払いで済みます。

今までは、入院時しか適用されなかったのですが、がん外来通院にも
適用されるようになったのです。
認定証は、毎月、保険書とともに確認提示しなければいけないので、
期限が切れないうちに、更新手続きが必要ですけど。

でも、これがあれば、毎月の高額医療費請求をしなくてもいいし、
病院で支払う金額も限度額までなので、助かりますね。

『がんに関する情報として』

1.ヤクルト、大腸がんがよくわかる「大腸がん情報サイト」オープン
大腸がんの患者とその家族を含む人々を対象に、「大腸がん情報サイト」が3月30日オープンされました。

大腸がんの疫学・症状・検診・治療法について分かりやすく情報発信されていて、
大腸がんに関連するトピックスや医師へのインタビューなどもあります。

2.『もしも、がんが再発したら 本人と家族に伝えたいこと』出版 
国立がん研究センターがん対策情報センターは、がんが再発した患者や
その家族向けに出版されました。
「がん情報サービス」でPDFを閲覧することができます。
がんの再発に対する不安や、再発に直面したときの支えとなる情報をまとめた冊子です。

がんの再発という事態に直面しても、「希望を持って生きる」助けとなりたいと
いう願いを込めて、再発がんの体験者、がん専門医らとともに検討を重ねて
作成されたものです。

がん情報サービス:http://ganjoho.jp/public/qa_links/hikkei/saihatsu.html

私もamazonより購入しました。
自分の気持ちと錠巣に付き合うためのヒントや体験者や家族の病気との向き合い方、
治療の知識や支援の仕組みもわかりやすく解説されています。

今までの知識の整理もかねて、不安が小さくなります。

3.患者と医療者で「ともに考える」インフォームド・コンセントの手引き
これは、「もはやヒポクラテスではいられない 21世紀新医師宣言プロジェクト」  により作成されたもので、医療者、患者の両方が読める手引書です。

このプロジェクトの「新医師宣言」は以下に記されています。
http://www.ishisengen.net/declaration.html

私も、この宣言のもとに治療をして下さる医師に治療を受けたいと痛感します。
私の主治医T先生も、患者の私からは、この宣言に則った治療をして
下さっていると感じています。

この手引書では、以下のことが強調されています。

・全部理解する、全部理解させるということを放棄し、お互いにほんの少ししか
理解できないことを、前提として受け入れた上でのインフォームド・コンセントであること

・医療者の患者への説明よりも、医療者が患者の事情を理解することが
インフォームド・コンセントにはより大切であること

・「人は迷うものである」ということ。すなわち、決断を保留したり、
いったん行った決断を覆したりすることが大切であること

・何よりも、対話あっての決断であること

また、この手引書はユニークな構造をとっています。見開きページの中で、
左は医療を受ける人が見るページ、そして、右ページは医療を提供する人が
見るページになっています。

インフォームド・コンセントの進行過程それぞれにおいて、
医療を受ける側は何をすればよいか、提供する側は何をすればよいかが分けて
書いてあります。

そうすることで、医療を受ける立場の人は、自分が何をすればよいか知ることができると
同時に、医療提供者がするべきことを知ることができます。

とてもためになる手引書だともいます。

以下のサイトからpdfをダウンロードできます。
http://www.ishisengen.net/information04.html
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8クール目までの副作用

私の心に吹き荒れた春の嵐は・・・ようやく過ぎ去りました。
温かい心からのメッセージをお送りいただいた皆様
本当にありがとうございました。

今後、セカンドラインの治療が必要となった時に、それを拒むということが
どういうことになるのか・・・
現実が目の前に覆いかぶさり、心の窓から見えていた自分の未来が
色あせてしまいました。

そして、その現実と向き合う勇気もなければ、
逃げる勇気もなく、ただ立ち尽くすだけ。

心の中を、何度も何度も塗りつぶしても、染み出してくる・・・
例えようのない不安や恐れ。

私の治療は、がんを治すためのものでなく、私が生きるためのもの。
 
そして、「がんに負けない」「がんに克つ」という言葉もありますが・・・
私が向き合うのは、がんとともに生きる自分自身であり、
「自分に負けない」「自分に克つ」ということを実感しました。

桜の花は、春の訪れの前に、冷え込む(休眠打破:冬の寒さに
一定期間さらされること)で、目覚め、美しい花を咲かせます。

私の心の冷え込みも、私が新たに目覚め、花を咲かせるために
必要なものだったと思いたい。

9クール目(エルプラット休薬)、9日目になります。
エルプラットの副作用(吐き気、寒冷による手足の痺れ、味覚異常、
のどの締めつけなど)がないので、普通に食事を摂ることができ、
体重減もなしです。

ただ、8クール目までと同じように、6日目では、鈍い頭痛と倦怠感と眠気で、
横になることも多かったです。

XELOX+アバスチン療法 副作用について(8クール目終了時点)は以下です。

ちなみに、代替療法として、高濃度ビタミンC点滴は、
75mg/回投与を2回/週で投与しています。
(昨年手術後8月から現在も継続中。
なんだか願掛けのように、点滴しないと不安になります。)

その他は、サプリメントなどは一切飲食していません。

食事療法も徹底しているわけではありません。(苦笑)、
気にかけている程度で、玄米と野菜中心で、お肉はあまり食べて
はいませんが、甘いものも結構食べてしまいます。

運動については、毎日のストレッチや散歩と1回/週の30分の体力アップ
トレーニング(ジムでのトレーンーとのマンツーマン)は行っています。

【手足症候群】
手足ともに皮膚のひび割れや荒れはない。
(痛みを伴わない程度での皮めくれは足裏にあり。結構、ボロボロめくれます。)
足裏に数か所の水泡あり。痛みや知覚過敏は、ほとんどなし。

皮膚の色素沈着は、両足裏はかなりみられる。シミのような黒い斑点も点々とあり。
手についても、少しずつ日焼けした後のような色に沈着してきている。
足裏、掌はテカテカ感やつるつる感があるが、赤くなったり腫れるには至らず。

【爪囲炎】
両足の親指の爪の色が白く変色し、爪の甲がでこぼこしている状態。
(亀裂や変形はなし)
爪周囲に少し色素沈着はあるが、赤くなったり腫れることはない。
手先の爪は、白い筋が入っている程度。

【末梢神経障害】
急性障害(6~7日目まで続く)
寒冷刺激で誘発される症状としては、冷たいもの(常温水を含む)を飲むと、
咽頭や喉頭が締め付けられる感じがあり、温めたものしか飲めない。
唇の痺れ、舌の感覚異常と味覚異常もあり。
(うま味や甘味が鈍くなり、苦みや渋みばかり感じる)

水分補給は、温かい飲み物で摂取できているが、温かい飲み物を飲んだ後に
口渇感があり、冷たいものを飲めないストレスにより、精神的にも
身体的にも副作用の中で最も辛い。

また、冷たいものに触れると、かなりビリビリと痺れ痛みもあり。
(足裏が痺れて歩きにくかったり(ペンギンみたいな歩き方?)
ドアノブやスプーンや陶器のマグカップも素手では触れられない。)

冷たい水は触れるだけで痛い。洗いあがった洗濯物を触るのも苦痛。

慢性障害(服用期間後も残り回復しない)
8クール目より、両手指に服用期間後も軽い痺れが残る。
痛みはないが、指先の感覚に違和感あり、手先を使う作業がしにくいこともある。
両足も時折、痺れを感じるが、数分(5~10分くらい)で治まる。

その他の感覚性の神経症状としては、物が見えにくくなったり、
匂いに敏感になったことがある。

【消化器系障害】(点滴後から6~7日目まで続く)
5クール目より、エルプラット点滴中から倦怠感とともに吐き気が起こるようになる。
(2日目~5日目くらいまで、吐き気が強く、食欲も低下。
 嘔吐は6クール目に2回だけ)
なんとか食事は摂取できるが、終日、横になっていることが多い。
(ナウゼリン薬は、倦怠感が増すので服用せず)

腹痛は伴わないが、下痢と便秘を繰り返す。

【頭痛】
4クール目より後頭部あたりに軽い頭痛が起こるようになる。
夕方以降に起こることが多い。

7クール目より、後頭部だけでなく、前頭部にも軽い頭痛あり。
服用期間が終われば、ほぼ治まるが、回復期間にも、時折軽い頭痛あり。
日常生活には支障なし。

【出血】
6クール目より、鼻をかむと微量の鼻血が出ることがある。

【エルプラット点滴時の血管痛】
 点滴後10分くらいで、痺れとともに痛み始める。30分くらいすると、
触れるだけでも強い痛みがある。点滴終了時には、腕を動かすこともかなりの苦痛。
痛みで涙が出るくらい。

点滴前から腕を保温してもらい、PH調整を試みてもらうが、効果はほとんどなし。
痛み止め薬を服用しても、一時的(1~2時間くらい)な緩和に過ぎず、
あまり意味がない。かえって倦怠感で寝込むことになる。
温かいシャワーをあてるだけでも痛い。

2日目より、血管痛からの痛みは治まり始め、4日目くらいには、ほぼ治まる。

私は、このように重篤な副作用は、全く発現していませんが、日常生活への支障と
痛みのストレスにより、今回からエルプラットは休薬になりました。

抗がん剤治療は、極量での治療には限界があり、必要に応じて減量や休薬が
行わることは、標準治療の範疇です。
医師もそれに応じてくれるはずです。

むしろ、応じてくれない医師なら・・・私は個人的には別の医師を探します。
なぜなら、患者主体の医療を提供する医師とは思えないからです。

ただし、支障の程度は、患者本人の感覚によるものですから、患者が医師に
伝えることはとても大切です。
いくら経験の豊富な医師でも、患者の痛みや辛さは、真には、わかりかねるものです。

私は、T先生には、今までに2度、手紙で自分の意思を伝えています。
(1度目は、抗がん剤治療を受けると決めた時 
2度目は、今回のエルプラットの休薬を含めて、今後の治療の希望を伝えた時)

僅かな診療時間では、話し出せなかったり、上手く伝えきれなかったりするからです。
あらかじめ、手紙を書いておいて、診療時に渡して読んでもらってから、
話を始めると、精神的にも落ち着いて話ができます。

また、手紙を書くことにより、自分が主治医に伝えたい意思や希望も
はっきりしてきます。

T先生は、「これを読んで下さい」と手紙を渡すと、2回とも、少しびっくりした
ような目をして戸惑ったように(love letterとでも思うのかしら(笑))
「これは・・・今、読んだ方がいい? 後の方がいい?」と確認をして下さいます。

そして、私が「はい。今、読んで下さい。」というと、手紙を開いて読んで下さいます。

でも・・・いささか、その手紙がスキャナで読み込まれ、電子カルテに保存して
あるのを見た時は、びっくりしましたけど(苦笑)

電子カルテからCT画像をT先生が探している時に、「あん?あの手紙だ」と
ちらりと見たのです。

これも、患者の意思確認として記録保存しておく必要があったのかしらぁ~(笑)


タクティールケア

2/28~29に以前から興味のあったタクティールケアのセミナーを受けてきました。

興味のきっかけは、このケアが認知症ケアに効果があるということからです。

タクティールケアは、スウェーデン生まれのタッチケアです。
「タクティール」という言葉は、「触れる」という意味を持つラテン語の
「タクティリス(taktilis)」に由来し、タクティールケアは、その言葉が示すとおり、
相手の身体に柔らかく包み込むように触れるケアです。

肌と肌とのコミュニケーションを通して、相手の不安な感情を取り除いたり、
痛みを和らげたりする効果があります。
また、ケアを行う側の人物も穏やかで落ち着いた気持ちになれるのが
タクティールケアの特徴です。

タクティールケアは、つぼや筋肉を刺激することにより効果を得る
マッサージとは違い、優しい接触を継続的に行い、脳内物質の
「オキシトシン」というホルモンの分泌を促すことによって効果を得ます。

「オキシトシン」は別名 安静ホルモン・幸せホルモンとも呼ばれており、
血液を介してオキシトシンが体内に広がることで、ストレスに反応して分泌される
コルチゾールというホルモンのレベルを低下させ、安心感をもたらします。

また、タクティールケアには、痛みを緩和する作用があります。

現在、認知症ケア、がんの緩和ケア、未熟児ケア、障がい者ケア、
ストレスケアなどで行われています。

セミナーでは、背中・手・足のタッチケアのトレーニングが主でした。

たとえば、背中のケアは、両手を背に置きあて、ゆっくりと動かしてきます。
指圧などと違い、押したりもんだりはしません。包み込むようゆったりと、
背の中心から時計回りに円をかきながら外側へ。中心から放射線状に外側へ。
上から左右を往復するように下へなど、背中全体をゆっくりとケアします。

押し当てる圧は強すぎず、弱すぎずです。ちょうど、掌が背中にしっかり密着し、
掌の温かさが感じられるくらいです。

実際にケアを受けると、からだら力が抜け、深い呼吸になり眠くなります。
まさに、リラクゼーション効果ですね。

また、手足のケアでは、ケアを受けたその日は、オキサリプラチンの副作用からの
痺れが緩和されました。(痺れが治るというわけではありませんが、緩和されます。)

がんの緩和ケアにおいても、疼痛ケアとして行われている事例が多くあり
医療用麻薬の投薬量が減るなどの効果が出ているそうです。

認知症ケアとしては、このケアが、触れ合ってぬくもりや優しさを伝え、
それが信頼関係に繋がるということです。

大切なことは、ケアの方法ではなく、このケアにより、
「あなたを大事に思っています」
「あなたが安心して心を開ける相手がここにいますよ」
という心を伝えることで、認知症の方が穏やかな気持ちになられるのだと思います。

また、今日、ある番組で、「オキシトシン」の効果について話がありました。

「オキシトシン」は、人とのつながりや触れ合い、絆を感じると分必されるそうです。
そして、「オキシトシン」が分泌されて、ストレスが軽減されると、
免疫力がアップします。

免疫力がアップすれば、がん治療にも有用です。

ちなみに、ドーパミンは、前向きな気持ちになることで分泌されます。
ドーパミンが分泌すると、NK細胞(がんを攻撃する細胞)が活性化されます。

つまり、「ドーパミン」と「オキシトシン」をいっぱい分泌させる!ってことです。

タクティールケアでなくても、手を握ったり、抱きしめたり、人と触れ合い、
つながりを感じることが何よりも大切なのです。

みんなさん、ご家族や友人、パートナーなど周りの方との「心とからだの触れ合い」を
大切になさってください。

元気とは、気持ちを元に戻すこと

8クール目12日目
オキサリプラチンの副作用が、今までは、寒冷による痺れが
主だったのですが、今回からは、寒冷に関わらず、常時、手足の指先が
痺れた後のように、じーんとした感覚が残っています。
お風呂に入っていても、特に左手の指先の感覚が鈍いのです。

幸いにも、日常生活で困ることはないのですが、じーんとした感覚が
常にあるのは、今までになかったことなので、少し気になります。

やはり、蓄積毒性からの発現なのでしょうか・・・。

また、頭痛も残っています。
週末は、寝込むほどではないにしろ、偏頭痛の前兆のような痛みが
終日続きました。
やはり、オキサリプラチンの休薬の時期かな。
(ただし、頭痛は、オキサリプラチンではなく、アバスチンの副作用と思うのですけど)

結局、エビデンス通りということかな・・・。

T先生から、抗がん剤の治療を始めたころに、
「オキサリプラチンは、たぶん、ずっと続けることはできない。
概ね、6~8回目くらいで、副作用で中止になることが多いから。」
と言われました。

私も例外にあらずってことでしょうか。

こうして、エビデンス通りになると、既にステージⅣの私は、
不安が一気に大きくなります。
エビデンスとしてのステージⅣの5年生存は・・・と考えてしまいます。

考えると、やりきれなくなるので、また、気持ちを懸命にリセットします。

今日も、施設でのお誕生日会に出かけました。
その後、カンファレンスにも出席し、職員のケア指導にもあたりました。

みんなから「本当に元気になったね」と言われます。
「そうなんですよ~ ワタシ とっても元気なんです」

でも・・・副作用が治まり、からだが回復し元気になると、私は思うのです。

「この元気な自分を満喫しよう。」
「元気でいられるこの時間を大切にしよう。」
「思いっきり元気を楽しもう。」

私の「元気」は、「元気」への思いがいっぱい詰まった元気なのです。
元気でいられることが、本当に幸せだと思う元気なのです。

そして・・・
沈みかける自分の『気』持ちを、『元』に戻していくことなんです。

だからこそ、「元気」なんです。

私は年頭に掲げた目標を、今、ひとつひとつ取り組み始めています。

その1:仕事に復帰すること。
→ 完全復帰は無理でも、日数調整して4月から復帰の予定です。
その2:施設での研修を充実させること。
→ 復帰できれば、取り組みます。
その3:アロマとタッチングケアの勉強をして、ケアに活かすこと。
→ アロマセラピスト養成のスクールに通い始めました。
タッチングケアのセミナーに、明日から参加します。
その4:海外旅行へ行くこと。
→ 今は未定。
その5: 運動を習慣にする
→ 1回/週 30分/回(トレーニング15分 ウォーキング15分)
トレーナーがマンツーマンでトレーニングしてくれるジムに通い始めました。

ワタシ やっぱり 元気ですね(苦笑)

私は「またいつか・・・」でなく「今」を大切に生きると決めました。
先のことを考えるより、今を大切にします。
だから、今、やりたいこと やれること 思いっきりやってみる!
元気な時間を楽しみます!



検査結果とオキサリプラチン投与について

15日のCT検査の結果、子宮下にあった影は見えなくなっていました。
8月の検査時では11mm、3クール後の11月検査では、影は薄くなっているものの
9mmと縮小効果には至らずでしたが、今回の検査では、ほとんど見えなくなり、
治療効果は「合格」ということでした。

この検査結果で、私の気持ちは複雑です。
確かに、腫瘍と思われている影が見えなくなり、治療が効したと
いえることは嬉しいことです。

でも・・今までは検査結果に、腫瘍が小さくなるという効した期待を
持つことができました。
ただ、こうしてターゲットとなる腫瘍がなくなったことで、
今度からの検査結果は、「現状維持」もしくは「再発転移」ということになります。

つまり、検査結果に「再発転移」の不安が大きくなるということなのです。

腫瘍が小さくなる 見えなくなる という結果が、喜ばしいことであると同時に、
再発転移という不安が、大きくなるという一喜一憂です。

これが「がんとともに生きる」ってことなんだとあらためて思いました。

8クール目5日目ですが、今回はかなり吐き気と倦怠感が強いです。

オキサリプラチンの点滴後、40分後からすでに吐き気が起こりました。
今までは、2日目午後あたりから、吐き気が強まるのですが・・・。
点滴後帰宅してから、ほとんど寝込み、今日、ようやく、
起き上がることができました。

5クール目あたりから、アバスチンの副作用?なのか後頭部の頭痛もあり
、頭がボーっとしています。
時折、鼻血までには至りませんが、鼻水に少し血液がついていることもあります。
また、それほどの痛みはありませんが、口内炎も少しだけ出てきました。

それなりに蓄積毒性なる副作用も徐々に出てきているようです。

オキサリプラチンの副作用としては
主に下痢や吐き気、嘔吐、手足が痺れるなどの末梢神経の障害、
咽頭や喉頭が締め付けられる感じがする、骨髄抑制などがあります。

ほかのプラチナ製剤と異なり腎臓障害はまれでが、肝臓障害、心拍の異常、
視力低下が現れるケースもあります。

急性末梢神経症状が考えられる場合は、カルシウム・マグネシウムの投与を
検討されるそうです。

この末梢神経障害は冷たいものに触れたりすると誘発されやすくなります。

この時期、暖房した部屋の中にいても、手足がしびれるので、カイロは手放せません。
もちろん、冷蔵庫の中から、何かを出すときは、手袋をして、
さらにタオルで包んで取り出します。
ただし、現時点では、服用期間が終わる頃には、寒冷による痺れも
概ね治まっています。

私の場合、手足の痺れよりも、味覚障害と咽頭や喉頭が締め付けられる感じで、
飲みのものが非常に飲みにくいということが辛い副作用です。

常温水も飲みづらく、薬を飲むのもシンドイです。

温かいものは大丈夫なので、温かいもので水分補給はできていますが、
温かいものを飲むと、やはり、口渇感が起こり、すっきりとした冷えたものが
欲しくなります。

私にとっては、吐き気で食べられないよりも、飲めない方が辛いです。
今はまだ季節的に寒い時期なのでよいのですが、これから、暖かくなれば、
のども乾きやすくなります。

水分が飲めない辛さにどこまで耐えられるか・・・。

また、オキサリプラチン点滴時の血管痛について
人により、点滴時の血管痛もそれぞれですが、私の場合は、
かなりの痛みを伴います。
2時間我慢すれば・・・と思い、毎回、耐えていますが、
化学療法室の看護師さんからすると、見るに堪えかねないようで、
主治医のT先生への申し送りに「かなりの痛みがあるようで、このまま治療をするか
どうかを検討して頂きたい」とあったそうです。

痛みを表現することは難しいのですが、針を刺した後に、
グッグッと射し込まれる痛さがずっと続く感じです。

概ね、点滴15分後から始まり、30分後には、触れるとかなりの激痛。

点滴終了後、針を固定しているテープを剥がしたり、針を抜くときは、涙、涙です。

最後に止血のために、注射部を押さえられている時は、歯を食いしばって堪えます。
こんな状態を、看護師さんは見ているわけですから・・・

血管痛の緩和のため、血流をよくするため、ソフトアンカを腕の上下に巻き、
温めています。

また、デカドロンでエルプラットのpHを調整して、血管痛が起きないようにも
してもらっています。
が・・・あまり、有効な結果には至らず、痛いです。

これらの対策を講じても末梢血管からの投与が困難な場合は、
ポートからの中心静脈投与を検討されますが、私は、ポート留置はしたくないと
最初からT先生には伝えています。

抗がん剤治療と付き合っていくには、効果だけでなく、身体へのダメージとともに
日常生活の質をいかに維持していくか・・・自分の考えをしっかり持つことが大切です。

腫瘍が見えなくなったこのタイミングは、抗がん剤の今後の投与について、
考えるべく時期なのかと思います。

5クール目 始まりました

5クール目始まりました。

今年の漢字は『絆』でしたね。

私も真っ先に浮かんだ感じでした。
そして、私が浮かんだもう一つの漢字は『生』生きる です。
震災で被災した方々には、本当に真摯に生きていく姿を感じます。
お亡くなりになった方の分まで、懸命に生きていらっしゃいます。

その姿に学び、私自身も『生きる』ことを全うしようと思います。

先日の仕事に対しての気持ちのブログへ、多くの方からメッセージを頂きました。
本当にありがとうございました。
見失いかけていたものを思い出して、足元をしっかり踏みしめて
一歩一歩、焦らずに歩いていきます。

昨日の大阪、名古屋に続き、東京でのEXILEライブ
サイコーでした。
今回EXILEライブのテーマは、『願いの塔』

明日を信じる。
未来を信じる。
願いの塔は心の中にある。
夢を諦めない。
絶対に。

今の私にとって、とても心に残るメッセージでした。

自分で納得して、抗がん剤治療を始めたものの・・・
元気なのに、どうして辛い治療を受けなければいけないのだろう。
この治療を受けなければ、副作用に苦しむことなく
元気でいられるのに。
頭では理解できても、心のどこかで受け入れらない。
その思いは、いつとなく、堂々巡りをしてきました。

けれど、ようやく、昨日、自分の中でしっかりと治療の意味が
分かったような気がします。

こうして、2週間、好きなだけ仕事にプライベートに駆け回って、
充実した時間を送ることができた。
とても楽しかったし、自分自身、生き生きしている実感がありました。

「楽しかったね。よく笑ったね。いい笑顔だったよ。
本当によかったね。とっても、生き生きしているよ。
こうして生きていることを楽しむ時間を、少しでも長く持つことが
できるように治療をしているんだね。」

そう、もう一人の自分が、私に語りかけたような気がしました。

「そう、そうなの。そうなのよ。」
心のモヤモヤが、すっと消えていきました。

そっか。そっか。・・・
やはり、体調の良い時や休薬期には、やりたいこと、好きなこと、
楽しいことをして、生き生きして過ごすことは、大切なんだと思いました。

楽しむことなく、何気なく過ごしてしまうと、服薬期の苦しさや
辛さばかりが残ってしまいます。
苦しみや辛さを乗り越える意味を見失います。

楽しみや喜びや嬉しさを満喫することで、治療を乗り越える意欲が湧いてきます。
やっと、自分で腑に落ちました。

今日、外来受診で、T先生も言われました。

今は、がんのしこりも何も自覚症状もないから、元気でいられるし。
からだを悪くしとるのは、抗がん剤の副作用だからね。
小さくならなくても、他に転移再発しなければ、この治療を続けて
いけると思う。(より強い治療をしなくても)
治療の意味はあると思うし、僕は、がんが抑えられていれば、いいと思うけどな。
僕のいうこと、わかってくれる?

はい。とてもよくわかります。

ちなみに、先回の点滴注射の時に、手の痺れのことを内科医の先生に
少し話したら、『リリカ』という薬を処方したらどうかと、
T先生に話があったそうです。

手の痺れと言っても、注射をした腕は4日くらいで治まります。
手先・足先は冷気や冷水に触れれば、服薬期間は痺れ、痛みますが、
休薬期には治まっています。
だから、私は、『リリカ』を服用するほどでもないと思っているので、
そうT先生にも伝えました。

T先生も、『リリカ』は結構、めまいや気持ちが悪くなることが多いから。
(副作用で)困ってしまうんじゃないかなぁ。
僕としては、『リリカ』を使うんなら、漢方薬の方がいいと思うけど。

現時点では、薬の量が増えるのもちょっと躊躇うのでなので、
漢方薬も見送りにしました。

とはいえ、今回は腕の痺れ、結構強いです。おそらく、最強です!
点滴直後で、すぐに、痺れ始めて、2時間耐えて、終わる頃は、
もう痛みの限界でした。

今回も、途中で点滴が落ちなくなり、再度、針の差し替え。
すでに痛み始めているので、めちゃめちゃ痛いです。
もちろん、血管痛を少しでも和らげるために、温めてもらってはいるのですけど。

それから、点滴途中から、軽い吐き気が、忍び足で近寄ってきました・・・。
いつもは、2日目の午後くらいから始まるのですけどね。

また、エルプラットは、最初はアレルギーがでなくても、回数を重ねていくうちに、
蓄積毒性によって、点滴中に、アナフィラキシーショックが
起こってしまうこともあるそうです。

【アナフィラキシーショック】= 数分から数十分後に全身に蕁麻疹が出て、
胸部不快感・ 血圧低下・声門浮腫・呼吸困難・意識障害などが起き、
ひどくなると 死亡してしまう場合がある。

今日、お隣で治療の方が、4回目の治療で起こってしまい、看護師さんたちが
バタバタされていました。
急に、血圧低下と呼吸困難が起こり、心電図も持ち込まれていました。

私まで、ドキドキと鼓動が高まり、不安と恐怖を感じました。
目を閉じて、ひたすら、何事もないように。治まりますようにと祈るばかりでした。

幸い、内科医や看護師さんの対症が迅速で、患者さんも落ち着かれて、
帰宅できるようでした。本当に、よかったです。

やはり、抗がん剤は恐るべし。
いつもと少しでも体調に変化があったら、先生や看護師さんにコールですね。
先生に自覚症状などを話していても、私にとっては、
「まっ、このくらいいいか」と思うことに、先生が心配してカルテに
入力したりすることもあります。

自己判断は禁物!ですね。

ご縁

相変わらず、午後からのからだのだるさと味覚異常、
舌の感覚の違和感は残ったまま。
甘味やうま味を味わうことができないと、こんなにも美味しさを
感じられないなんて。

何を食べても味っけない。

でも、辛いものは味わえるので、カレー、エビチリ、麻婆豆腐などを食べています。

味覚異常について「がん情報サポートセンター」に記事がありました。
(私の闘病生活を支えてくれている管理栄養士のTちゃんが教えて下さった記事です。)

味覚異常の改善として、この記事によると
・亜鉛の働きを阻害する薬を減らす
・亜鉛、鉄などを食物や薬剤で補給する
・唾液腺の働きを活発にする
・口内に、湿り気を与える

亜鉛が豊富な食品は、カキをはじめ、ゴマやヒジキなどの海藻類、納豆、
肉類(牛もも、豚レバー)、うなぎなどですが・・・
カキもうなぎもレバーの納豆も嫌いな私。

ちなみに・・・辛い物のほかに、ウィンナーやハムは美味しく
味わえるのですが、記事によると
ハムやかまぼこなどの加工食品、清涼飲料水等に使われるポリリン酸や
フィチン酸という食品添加物は、舌ざわりをよくする半面、亜鉛の吸収を妨げるので、
治療中は控えめにしましょう。
とありました。

食事療法もちゃんと考えて取り入れたいのですが、今は、とりあえず、
食べられるものを食べて体重を戻そうと思っています。

いつまで続くのか・・・。休薬期になれば回復するのかな・・・。
ちょっと不安。次回、T先生に相談しようと思います。

さて、明日は、11月5日 「電報の日」です。
電報を申しこむ時の電話番号「115」からということで。

また、「縁結びの日」でもあるそうです。
島根県の神話の国・縁結び観光協会が制定したもので、
旧暦10月(新暦11月ごろ)に出雲大社に全国の神が集まり縁結びなどの
会議をするとされていることと、「いいごえん」のゴロ合わせから。

そして、11月6日 「お見合いの日」 
1947(昭和22)年のこの日、東京の多摩川河畔で集団お見合いが開催されたそうです。
結婚紹介雑誌『希望』が主催したもので、戦争のため婚期を逃した
20~50歳の男女386人が参加し、会場で相手を探し、終了後、最高3人までの
身上書を申し込むという仕組みだったということで。

なんだか素敵な出逢いがありそうな二日間かもしれませんね。

『抗がん剤を受け入れたことも、今の主治医に巡り合えたことも、縁ですよね。
すばらしいお仕事と巡り合ったのも、縁。
すばらしい縁を引き寄せたのはあなた自身です。』

これは、ある方から頂いた応援メールに綴られたメッセージです。

何一つ欠けても、誰一人かけても、今の私はここにいません。
今の私があるのは、こうしたご縁であり、ゆかりのおかげです。

私の大切にしている言葉は『一期一会』
私の大好きな色は『ゆかりいろ(紫)』

明後日、伊勢神宮へ出かけます。
お天気は雨模様のようですが・・・。
ステキなご縁がありますように。

副作用の日常生活への支障

12日目、味覚は、苦みや渋みはかなり薄れてきましたが、
まだ甘味やうま味が戻ってきません。
舌の感覚にも違和感が残っていて、食事が美味しく味わえずにいます。

薬の減量や休薬は、副作用の日常生活への支障の大きさにより判断されます。

たとえば、脱毛について。
今、髪の脱毛はそれほどでもありませんが、ツヤがなくなり、痛んできています。
まぁ、季節的には抜けやすい時期でもあるので、副作用なのかどうか?
って感じですが、それなりに抜け毛が多くなっています。

ただ、腕のむだ毛の手入れに脱毛したところは、もう2か月以上たつのに、
ほとんど、むだ毛が出てきていません。
まぁ・・・これはこれでいいんですけど。(笑)
つまり、抜けるだけでなく、生えてこないってこと?

乳がんの抗がん剤の副作用では、脱毛ダメージは強く、1ヶ月で
ほとんどの毛がなくなってしまうそうです。
髪だけでなく、眉やまつ毛までも抜けてしまいます。
だから、つけまつ毛をつけたり、眉メークを工夫したりと、アイメイクにも
苦労されるそうです。

女性にとって、精神的に最も辛い副作用は脱毛だと思います。
女性のみなさん、乳がん検診はきちんと受けられた方がいいですよ!

やはり女性にとっては、アイメイクは女子力アップの大切なポイントです。
ということで・・・ちょっと気になり、まつ毛の美容液
プレミアムアイラッシュエッセンス)を毎日塗っています。(笑)

もちろん、抜けたら嫌だなぁ・・・でなく、フサフサのまつ毛になりたいと
いう前向きな思いからですよ。

塗り始めてから、3週間ほど経ちましたが・・・
これ、いいですよ。ちょっとお値段はしますが、お勧めです。
ホントに、まつ毛が長く、フサフサしてきました!

でも、脱毛自体は、ウィッグや帽子、メイクで見た目をカバーできるため、
精神的な苦痛はあっても、日常生活への支障はあまりないとされる副作用です。

でも、手足症候群や手足の痺れは違います。減量や休薬の判断指標になります。
T先生からも最初に副作用について話をしていただいた時に言われました。

脱毛は、女性にとっては、精神的には辛いけど、帽子やウィッグでなんとかなる。
皮膚の色が黒ずんだり、爪の色が悪くなっても、見た目には嫌かもしれないけど、
日常生活ができなくなるということはあまりないと思う。

だけど、手足症候群で、手足が腫れたり、荒れて痛くなると、
手足が使えなくなり、日常生活に支障が出てしまう。
箸やスプーンが持てなくなれば、食事ができなくなる。
足がしびれて、立てなくなれば、歩けなくなる。
自分でトイレに行けなくなる。

これでは生きていけないから、減量したり休薬したりしないといけなくなる。

そして、ひどくならないように、何事も予防が大事です。
悪化すると、対症療法として、薬が処方されたり、別の治療を受けることになります。
そうなれば、また、その薬や治療の副作用がもれなくついてきます。

できるだけ、薬は最小量で最低限に抑えたいものです。

色素沈着と皮膚荒れ

9日目。
味覚は、甘味やうまみはまだ十分には味わえませんが、苦みや渋みが
薄れてきたので、食べられるようになりました。
(ただ、舌には、なんとなく感覚に違和感が残っていますけど。)
今日も、お昼は、作り置きしておいたカレーをしっかり食べました。

でも、夕方過ぎると、また、軽い吐き気が出てきて、夕食はりんご1/2と
ロールパン1個だけしか食べられず。ふぅ~。


足の裏にしみのような色素沈着がかなり増えて、全体的に皮膚が
黒ずんできています。
また、足の指も黒ずんできました。
足なので、人に見られることもなく、まだいいのですが、これが手に
出てくると嫌だなと思ってしまいます。

これは、ゼローダの副作用です。

先回の受診の時にT先生に相談したら、「茶化すわけではないけどね、
“よう、やけとるね。どこ行ってきたの?”って言われるくらいになる。
まあ、どんどん黒くなるわけでもないから、ある程度になれば、それ以上には
ならないと思うけど。女の人には嫌かもしれないけど・・・ね。」

対症法はないかと尋ねると・・・
「う~ん。僕たちも色素沈着については、経過を追ってはあまり診ていない。
それよりも皮膚が荒れて、ひび割れすると、痛みも出てくるし、
感染症の危険もあるからね。」
ということでした。

まぁ・・・見た目は気になっても、からだにそれほど影響はないことは、
二の次、三の次にしてってことですね。

皮膚荒れや赤い腫れは今のところ、クリームなどで保湿に努めているせいか
出てきていません。
ただ、足の裏は、ふやけたように白くなって皮めくれが出てきています。
痛みもなく、お風呂上りにつるっと剥けてしまう感じです。

手足の荒れには、先生はワセリンでもいいと言われましたけど、
保湿として、クリームを塗るだけでなく、まず、水分補給をしっかりしています。

顔の肌のお手入れと同じですね。保湿の前に、まず、水分補給です。

手足症候群の副作用の対症法について、抗がん剤治療を受けておられる方から
、足に化粧水でパックするといいですよとアドバイスを頂きました。
パックをするのも大変なので、保湿効果の高い水分成分の多い化粧水を
まずたっぷり塗っています。
その後、アロマオイルでマッサージ。
そして、保湿クリーム&軟膏(ヒルドイドソフト)をしっかり塗っています。

皮膚障害もクールを重ねると、出てくるということなので、とにかく、予防!予防!
美肌だけでなく、手足、お腹の手術跡と毎日のケアに大変です。(笑)

ちなみに、今、通っているお肌のエステのエステシャンの方からも、
化粧水でしっかり水分を与えて潤わせてから、栄養分となるクリームを塗らないと、
お肌に栄養分は浸透しませんよと教えて頂きました。

私が毎日しているお顔のしっかり化粧水パッティング方法は、

「コットンを使ってたっぷりと」
手は少量の化粧水しかキープすることができません。やはり、たっぷり化粧水を
含んだコットンでパッティングするほうが、化粧水の肌への浸透率が高いのです。

コットンが乾いたら、どんどん化粧水を足します。

化粧水は高価なものを少量使うよりも、安価なものをたっぷり使うほうが
肌を潤わせるには効果と思います。

「パッティングは下から上へ」
【STEP 1】
パッティングの基本は下から上(リフティング効果)。顔の下部分のあごから始めます。
毛穴は下を向いているので、毛穴に化粧水を入れるようなイメージをしながら、
下から上へと行います。
【STEP 2】
次に頬。ほうれい線が気になるからといって、強くたたいたり、
こすったりしないように、下から上へやさしくパッティングします。
フェイスラインも忘れないように。
【STEP 3】
コットンが乾いていたら、化粧水を足して下さいね。
次に額は、眉毛から生え際まで、撫で押さえるような感じでやさしくパッティングします。
【STEP 4】
そして、鼻。外側から内側、下から上へ。

【STEP 5】
最後に、目元。コットンに化粧水をしっかり足して、まぶたの上にコットンを
1分くらい置いて、目元にうるおいを与えます。

「パッティングは強く叩かない」
お肌が敏感ならば、コットンそのものや、叩いたときの衝撃が刺激に
なる場合があり、また、コットンそのものも自分の肌に合うものを
選んでいくことが大切だそうですよ。

3クール目8日目 味覚異常

3クール目8日目
ようやくブログが更新できます。
今朝から、吐き気も治まりかけてきました。

やはり、抗がん剤の蓄積毒性からか、2クール目よりも辛かったです。
1日目の点滴後から、吐き気やだるさが始まり、味覚異常も起りました。
今回、最も辛いのは、舌の痺れと味覚異常です。

手足の痺れは、冷たいものや冷たい風に触れると増してきますが、
耐えられないほどでもなく、冷たいものを飲んだ時ののどの締めつけも概ね、
7日目で治まりつつあります。
どちらも、気をつけていれば対症できます。

でも、舌の痺れと味覚異常は未だにあります。
まず、1日目から、冷たいものはもちろん、温かいものでも、苦みや渋み、
えぐ味しか感じられず、かえって気分が悪くなり、食欲が減退します。

ティーカップ一杯(200cc)の紅茶に大さじ3杯のはちみつを入れても、甘味なし。
抹茶ケーキの抹茶クリームは、苦みだけ。
キウイや梨、メロンも渋みのみ。
だし巻き卵でさえ、苦いというか・・・えぐい感じ。

何を口にしても、甘味も塩味も感じられず、美味しく味わえず、かえって
気持ちが悪くなって何も食べられなくなりました。

何を食べても「まずいっ!」としか表現できない。あえて言うなら
サビを舐めているような感じ。
あっという間に体重も-2kgとなりました。

無理をしてでも食べないと体力も落ちてしまうので、頑張ってはみましたけど、
本当にきつかったです。

ちなみに、あるTV番組のHPでは、味によってどれほど脳に伝わる時間が違うのか、
実際に測定した結果がでていました。
(のべ126人の実験の平均値。(独)産業技術総合研究所の実験データによる)。
1.苦味: 0.62秒 2.塩味: 0.65秒 3.酸味: 0.67秒 
4.うま味: 0.93秒 5.甘味: 1.07秒(6.辛み: 1.51秒)
舌先での味の反応時間を測定した結果、苦味が最も早く、甘味は意外に遅いことがわかりました。
しかし、実際にいろいろな食べ物を口に入れると、甘味を早く感じます。

これは、舌の「味を強く感じる部位の違い」によるものと考えられます。
舌の味を感じる部位は、次のように考えられています。

・甘味は舌先で強く感じる。
・酸味は舌の横で強く感じる。
・苦味やうま味は舌の奥で強く感じる。
・塩味は舌の全体で強く感じる。
・辛みは味ではなく痛覚ですが、舌全体で感じる。

このため、食べ物を口に入れると、まず舌先で甘味を強く感じ、その後食べ物が
奥に進むにつれて他の味が強く感じられるようになると考えられます。

また、以前に読んだ食に関する本では、おおよそ 苦味≒辛み>>酸味>>塩味
>=うまみ>甘味 という順番になるとありました。
実はこれは、からだに悪いものの味の順なのだそうです。

苦い味は、特に植物毒の味に由来していて、それは食べては危険というサイン。
酸味は、腐敗によってできる乳酸や吉草酸などの有機酸を感じるための
味覚と考えられています。
塩味は、体内の塩分(生理食塩水の場合0.9%くらい)と同じくらいが
ちょうどいい塩味と感じるようです。

甘みはもちろん生きていくためのもっとも大切なエネルギーである糖分の味ですね。

また、糖分がからだの活動エネルギー源として最も必要なものであるのに対して、
うまみは、からだを維持していくための良質なタンパク源を示す味覚ということです。

つまり、からだに必要なものほど美味しく感じて、
からだによくないものは少量ですごく不快に感じるわけです。

2クール目も甘味が戻ったのは、服薬期間が終わる頃でした。
今日も、昨日、お見舞いに来てくれた心友Yさんが持ってきてくださった
栗きんとんは、甘味を味わえず・・・栗の渋みだけ。
本当は、とっても美味しいのに、残念です。

もうあと少し、頑張ります。

手術傷

昨日は、久保田利伸のライブに出かけました。

1Fの10列ちょうど中央席で、ファンキーな時間を楽しみました。
好きなアーティストのライブは、本当にエネルギーがパワーアップしますね。
次は、EXILEのライブ!!!

肌寒くなってから、開腹手術の傷跡が、痛み始めました。
つっぱるような感じで、ヒリヒリ、ビリビリと痛みます。
ミミズ腫れのようには盛り上がってきてはいませんけど、
赤くなって少し、固くなってきました。

先回の外来の時に、T先生に伝えると、「少しケロイドっぽくなっとるね。
体質的になりやすい人もいるから、もう少し様子をみようか。
たぶん、傷が広がることはないと思うけど。」と言われました。

お腹にバッサリある20cm以上の傷跡は、どう見ても、きれいな傷とは
言えず、嫌です。できれば、傷跡はなくなってほしいなと思ってしまいます。
と思いながらも・・・もし再発して、また手術になったら、同じか・・・
気にしても仕方ないかなぁと思う私です。
(できれば、そうなりたくないと心から祈りますが)

とはいえ、痛むのもいやですし。
そこで、心友のAさんから勧めていただいたドテラという
エッセンシャルアロマオイルを塗ってみました。

このオイルは、市販のアロマオイルは直接つけられない、飲めないものが多い中、
これは両方できるピュアなオイルです。

ドテラとは、地球からの贈り物、っていう意味だそうです。
ちなみに、エッセンシャルオイルは漢方薬の70倍の威力があり、
ホリスティック医学的な考えの下に、心と体と魂を整えられるものだそうです。

ちょうど、3週間になりますが、少しずつ、傷跡が薄くなってきました。
痛みも治まっています。

これはいいかも!思い、続けています。
aromaの香りもとっても素敵で、心も癒されています。


先日、パン屋さんのイートインコーナーで、パンとコーヒーを飲んでいたら、
おばあさんが「ここの席、空いているかね?座っていいかね?」と
相席を尋ねられました。
「ええ、どうぞ」と答えると、そのおばあさんは、にこにこしながら、
話しかけてこられました。

84歳で「セツコ」さんというお名前であること。
昨年、お姑さんがお亡くなりになって、今はのんびりして暮らしていること。
お姑さんは、とても厳しい人で、TVのドラマに出てくるような、
いつも小言を言われ続けてきたこと。
などなど・・・表情豊かに、時に変顔しながら(笑)楽しそうに話されました。
綺麗にお化粧もなさっていて、84歳には見えないくらい若々しいおばあさんでした。

私もにこにこしてそのお話を聞かせて頂きました。

最後に「セツコさんが、何でもしっかりやって下さる方だから、
お姑さんもいろいろとお願いされたのだと思いますよ。
私も、セツコさんのように、何でもしっかりとやっていきますね。」と伝えると
「そんなことを言ってもらえたのは初めて。ありがと。ありがと。」と
手を強く握って下さいました。
とても温かい掌でした。
一生懸命生きてこられたすべてを、その手が語っているように感じました。

席を立ってお別れしてから・・・
「あのおばあさんと私、どっちが長生きするんだろう」と
思いながら、そんなことを考える自分にクスクスと笑ってしまいました。

明日から3クール目です。
のんびりと無理せず、乗り切ります。

2クール目しんどいです。

2クール目7日目です。
今回は、やっぱり?1クール目よりシンドイです。

腕や手の痺れはやわらいできましたが、胸やけ以上吐き気未満が治まりません。
朝起きて、しばらくすると、少し楽になり、3時頃までは動くこともできますが
夕方になるにつれ、吐き気が強まり、動くことも億劫になって・・・。
夕食は、ほとんど食べることができず。
なので、できるだけお昼間に食べられるだけ食べています。

今日、職場のスタッフTさんからお届きものがありました。

開けてびっくり玉手箱!!!
なんと、中には、私が食べたいなぁと思っていたものが入っていました。

ミルクパン スープ3種 はちみつ さつまいものお菓子!でした。

ごはんは匂いがちょっとだめで食べられないので、
ほんのり味のパンが食べたかったし
水分補給とからだを温めるスープも飲みたかったし。
はちみつは、紅茶やヨーグルトにいれたり、パンにつけたかったし。
そして、大好きなサツマイモのお菓子!『天使のお芋

ほんとに、よくここまで私の食べたいものを揃えてくれました!
お好みのお取り寄せじゃん!!!
ホントにホントに驚きとともに、スッゴク嬉しかったです。

早速、お昼にパンとスープ、はちみつ入れた紅茶を頂き、
おやつには『天使のお芋』!を頂きました。


どれも、とても美味しかったです。お腹いっぱい食べられました。
そして、美味しく食べられる幸せもいっぱい味わいました。
そして、そして・・・何より、彼女の優しい気遣いとあったかい愛で
心もいっぱいになりました。

Tさん、本当にありがとうね!

ちなみに・・・
ハチミツに含有されているビタミン類には、ビタミンB1・B2・B6・ビタミンC
ビタミンK・ビオチンなどがあり、ミネラル類としてはカリウムを多く含んでいる他、
ナトリウム・カルシウム・マグネシウム・リン・亜鉛・鉄・銅・マンガンなどが
含有されています。

ハチミツのカロリーも、ハチミツは濃厚で甘いといったイメージがあることから
カロリーも高いといった印象を持たれている人が多いかもしれませんが、
実際には砂糖と比較するとカロリーは少ないのです。

ハチミツの主成分は、ぶどう糖と果糖で、体内に入ると短時間で腸壁から
吸収されて血管に入り込み、胃腸に負担も掛からず栄養分となります。
なので、身体が弱っていたり疲れが溜まっている時や、スポーツなどの運動後の
肉体疲労などに対して、効率良く栄養を吸収することができて、
効果的な疲労回復が期待できるのです。

また、ハチミツには整腸作用があることから、慢性的な便秘や下痢などと
いった症状の緩和や改善といった効能もあるとされているので、
まさに、副作用には打ってつけです。

もちろん、美肌ビタミンで知られるビタミンB群が豊富なので、肌荒れにも
効果的ですし、ビタミンCも豊富なのではちみつは美肌「はちみつパック」を
していたそうですよ。

保湿効果もあるうえ、お肌がしっとりするうえ、お肌がぷるぷるになると言われています。
その方法は、いたって簡単で、はちみつを直接、または少量のお湯で溶いて、
顔に3~10分ほどパックして洗い流すだけ。

また、むくみを改善してデトックス効果があるとされるカリウムや、
便秘解消に効果的なオリゴ糖も豊富です。
しかも、ハチミツに含まれる酵素が過酸化水素を発生させるため、
強い殺菌作用を持つといわれていて、国立病院機構仙台医療センターでは、
手術後の傷の処置にハチミツを使うという、通称「ハニー処置」といわれる方法を
取ることもあるそうです。

今、こうして、ちょっと気分が回復しているのは、お昼にたっぷりはちみつ頂いたからかも。

2クール目始まりました

2クール目始まりました。
1クール目とは違い、エルプラット点滴後、15分くらいしたらすでに
腕が痺れ、1時間経つ頃には、温めてもらっても、かなりの痺れと痛みに
耐える感じでした。

点滴が終わった時点で、1回目よりも腕全体が痺れ痛みも強く、のどが
締め付けられて、声が上手く出ないし、冷たい風にあたると、やはりのどが
締め付けられて少し呼吸しにくい。

常温のお茶でさえ、のどが締め付けられる。

夕食後から、軽い胸やけも感じています。

寒くなったせいか、2回目のせいか、明らかに1回目より、
副作用の反応がはやいです。

恐るべし 抗がん剤!!!(笑)

T先生に、休薬期間中にあった頭痛について相談しました。
この頭痛は、いつも夜になると、こめかみから目の奥にかけて、
吐き気とともにかなりの激痛で、一晩苦しみます。
明け方になると、痛みが治まり、なんとか翌日には回復・・・といった感じです。
1か月から1か月半に1度くらいの間隔で起こります。

T先生から・・・
副作用とは考えられないけど、定期的に起こるなら、偏頭痛かもしれないと思う。
そうだったら、薬で軽くなるから、神経内科で診てもらおうか?
診てもらうなら、手紙書いておくから。
痛みは何の得にもならないから。薬で治るならその方がいいと思うけど?
どうしようか?

ということで、この偏頭痛は何年も前から悩まされていることなので、
お願いしました。

腫瘍マーカー:CEAは、またもや誤差範囲で、先回、9.6→11.3で上昇。
T先生からは・・・
これも、誤差範囲だから。
8.0が20.0になったら、ちょっと考えないといけないけど、この差なら誤差として。
評価は、CTで行おうと思ってるから、3クール目が終わったらCT撮りましょう。

ということでした。

マーカー値が微妙ながらも上がっているのは気になりましたが、T先生が
そう言って下ったので、少し安心・・・・。

化学療法室の看護師さんにも先回の副作用のことを話しました。

最初の1週間は嘔吐まではなかったけど、倦怠感や吐き気は結構あったことを伝えると
吐き気止めを試してみてもいいかも と言われました。
嘔吐がなくても、だるかったり、気分が悪いと何もしたくなってしまってしまうなら
飲んで楽になれたらその方がいいと思いますよ と。

T先生も看護師さんも、痛みや精神的な辛さは、できるだけなくしていきましょうと
いうことです。
治療のあり方も、苦しい治療に耐えるよりも、やはり、生活の質(QOL)を何よりも
大事するというあり方に変わってきているようです。

休薬期間もあと少し

休薬期間のこの1週間は、職場に出向いています。

とはいえ、休職中であるので、自分の体調に気をつけながらですけど。
ただ、思ったよりも、からだに無理がかかってしまっているような感じもありました。

仕事としては、直接、利用者様のケアにあたることはほとんどなく、
スタッフの指導や勉強会の準備、会議への出席などで過ごしているのですが・・・。

10時頃から6時頃まで職場であれこれしていると、職場にいるときは、
大丈夫!と思えるのですが・・・。
帰ってきてほっとすると、さすがに疲労感を感じます。
そして、夜になると、体調が悪くなります。

先週金曜日は、少しだけ、吐き気がありました。
月曜日は、血圧が上がり吐き気を伴う頭痛がありました。
昨日は、微熱でからだが少しだるくなりました。
今日は、下痢・・・。

翌日の朝には、体調も回復しているので、つい、大丈夫!と
思って出かけてしまいます。

元気!と思っても、やはり、副作用のダメージが、からだが疲れると
出てきてしまうのでしょうか。

休薬期間中は、3回/週でビタミンC点滴療法を受けています。
今週から、ブドウ糖もブレンドしてもらっています。
ビタミンB6も点滴できるそうですが、吐き気がおこる人が多いと
クリニックのDr.に言われ、見送っています。

ビタミンC点滴療法の効用は、何とも言えないのですが・・・
今後、抗がん剤治療を続けていく中で、副作用が少しでも
軽く治まってくれたらいいなと期待していますけど。

実際に点滴後は、からだがすっきりして元気になった感じにはなります。
手術後の体力の回復もとても早かったでので、みんなには驚かれました。(笑)

やっと5日目

やっと5日目が終わりました。

昨日4日目は、起き上がると嘔吐まではいかないにしろ、
吐き気が強く、1日中、横になっていました。

手の痺れは、少しずつ、おさまってきたような気がしますが、のどの違和感はあります。
また、お通じがなくて、便秘で苦しくて・・・。何度もトイレにこもりました。

今日は、昨日よりは、吐き気も少ないのですが、やはり、動くと気分が悪くなります。
そして、今日は、下痢気味で・・・またもやトイレにこもっていました。

手足症候群といわれる手足の腫れやヒリヒリ・チクチク感は、今のところありません。
予防のために、しつこいほどに、クリームを塗ってます。

弟が様子を見に来てくれて、夕食を一緒に食べてくれました。
ひとりでいると食べる気も起らないのですが、やはり、誰かがいてくれると、
頑張って食べようと思う気持ちになれます。

誰かに傍にいてもらえると・・・やっぱりほっとします。

気分もあまりよくなく、ほとんど話もできなかったのですが・・・
帰り際、「何かあったらすぐに電話してよ」と言ってくれた一言が嬉しかったです。

1クール3日目

今日は、朝からからだがだるく、横になっているとウトウトして眠ってしまいます。
動けないわけではありませんが、少し、気分が悪く、胸やけのような感じもありました。

少しからだが火照るような感じで、冷たいものがほしくなりますが
冷やしたメロンを口にしたら、口の中が痺れて、味覚も悪くて。

結局、1日中、ウトウトして過ごしてしまいました。
そのせいか、食欲もあまりなくって。

さすがに、夕食後、ゼローダを服用する時、気分が悪いのに、気分が悪くなる薬を
飲まないといけないんだなぁ・・・と思うと、躊躇いがありました。

腕の痺れは、少し治まったのですが、手首あたりが重だるく、動かすのが億劫です。

エルプラットは、あまり長く使えない薬だとT先生からは言われています。
長く使うと、痺れが慢性化して、日常生活に支障が出るからということです。

エルプラットに限らず、抗がん剤は、やがて効かなくなるか、
副作用が悪化するかで、使えなくなります。

それまでに、どれだけ、がんを叩くことができるかどうか・・・。

弟からメールがきました。

無理しないでお姉ちゃんの好きなように治療してください。
お姉ちゃんらしく判断してください。
頑張らないでください。
我慢しないでください。

お姉ちゃんらしく生きてください。

弟だからこそのメールでした。

患者としての副作用への心得

本日2日目も、手の痺れ、のどの違和感はありますが、消化器系や皮膚障害は
全くなしで良好です。
1クール目で、まだ、お薬も2日目だからでしょうか。

T先生からは、XELOX+アバスチン治療は、ゼローダ単独よりも、ゼローダの服用が
少ないので(私は4錠/回)副作用は少ないと思うけど と言われています。

今回の治療を受けるにあたって、副作用については、まず、主治医にT先生から話を聞きました。
その後、化学治療室の看護師さんからも聞きました。
さらには、薬剤師さんからも聞きました。
正直に言えば、もう何度も聞きましたけど・・・(笑)って感じでしたが。

でも、同じような内容ですが、職種の違いもあり、少しずつ、患者として
気をつけるべきことの指導も違いました。
また、3回聞くことで、自分の理解の深まり、T先生との話では、
気付かなかったことを、次に話してくださった看護師さんに聞いたり、
また、薬剤師さんに聞くことができてよかったです。

副作用を知ること、理解することは患者の権利でもあり、義務でもありますね。
医師や看護師からきちんと説明を受け、理解する必要があります。

どんなタイミングでどのように起こるのか。
どのような症状がでたら、受診するのか。
対症法として、どうしたらいいのか。
具体的に確認して、セルフケアできるようにしておく必要があります。

軟膏を塗る といっても、さら~っといいのか、しっとりなのか、べったりなのか。
それにより、効果も違うでしょう。
患者として、自分でできることは、自分でしっかりケアしないと副作用も辛くなります。

抗がん剤治療に副作用はつきものですが、副作用の感じ方は、人によって様々です。
痛みの感じ方も人それぞれです。
自分にとって、生活に支障を感じる程度も違います。
だからこそ、セルフケアが大切だと思います。

自分の生活に合った自分なりの工夫を、患者として努力していかないと。
そのためにも、いろいろな情報収集も大切ですね。
このブログを見て下さった方からも、「こうするといいですよ」という
アドバイスを頂いています。

皆様、ありがとうございます。

患者として、副作用に対処するために、私が心得ていること。

・症状をきちんと記録すること。
・自分で判断せずに、医師や看護師に具体的に伝えること。
・対症法だけでなく、“予防”をしっかり行うこと。
・セルフケアを正しく行うこと。そして、それを日常生活の習慣とすること。
・情報収集しながら、自分のライフスタイルに見合ったケアを取り入れていくこと。

医療用ウィッグ

人が、恐れたり不安に思うのは、何が起こるかわからないからです。

もし、何が起こるのかが、ある程度、わかっていれば心の準備ができます。
そして、それが起こった時にも、「あ~これなんだ」と受け止めやすくなります。

私の場合も、抗がん剤の副作用がどのように起こるのか。
不安でたまらなくて、本を読んだり、インターネットで調べたり、
がん患者の方のブログを拝見したりしました。

いろいろと情報を手にしていくと、不安も少なくなります。

ということで・・・
今日は、2つのお店に医療用ウィッグを見に出かけました。

私が受けるXELOX+アバスチン療法では、比較的脱毛は緩やかと言われています。

乳がんの方が受けられる抗がん治療では、脱毛が数週間で起こり、1か月ほどで、
すべての髪が抜けてしまうそうです。
そして、髪だけでなく、眉やまつ毛も・・・です。
女性として、本当に辛いことです。

そう思うと・・・私は幸せかもしれない。

とはいえ・・・悩んでいるとどんどん悪い方へ考えがちになるもの。
今後のことも考えてとお話を聞きに行きました。

1件目のお店は、スヴェンソンです。

おしゃれ用ウィッグも取り扱っています。明るくきれいなお店です。

個室も用意されていて、案内されました。
そして、脱毛時のケアの仕方や医療用ウィッグを選ぶポイントを親身になって説明して頂き、
実際に、数種類のウィッグを試着させてもらいました。

最初は、やはり、鏡に映るウィッグをつけた自分に違和感がありました。
「なんか・・・やっぱり、変・・・。いやだなぁ・・・」と顔を曇らせていました。

が・・・いろいろと試着しているうちに(結局、ショートからセミロングまで6つくらい)
鏡の中のウィッグをつけた自分の顔に見慣れてきたのか、
「おっ、いいじゃん」と思えるようになり、鏡の中の自分が笑っていました。

スタッフさんも「そうなんですよ。着け慣れてくると、ご自身で着け具合もわかってきて
違和感もなくなるんですよ。私もウィッグをつけてらっしゃるお顔を見慣れてきましたよ。」
と言われました。
「ホント、そうですね~」と、おかしくてふたりで笑ってしまいました。

久しぶりに、“おかしくて”笑いました。


ウィッグは、セミオーダーメイドで、原型から、その人スタイルに合わせてカットしながら
作るそうです。ちゃんとつむじもあって、毛質も、見た目にはウィッグとはわかりにくいです。
ただし、触ると、やはり、つるっとした感じがあることと、自髪をかき上げた時の
ふぁっ~とした感じにはなりにくかったです。

でも、髪の流れや巻いたウェーブ感もありました。
人工毛ミックスなら、形状記憶されているそうで、お手入れも簡単で洗ってももとにもどるそうです。
(人毛100%のものは、自髪と同じなので、ブローが必要になります。)

だから、今の髪型にあわせた感じができあがります。
脱毛の状況に合わせて、ウィッグのサイズ調整サービスや、脱毛中の自髪の
カットスタイリングなど医療用だからこそのサポートも充実していました。
ただ・・お値段は25万くらいとかなり高額です。

もう1件は、anです。

ここは、普通の美容室の小さな別室でした。

スヴェンソンで、概ね何を確認したらいいかわかったので、説明も簡単に済ませていただき
ここでも、試着させて頂きました。
説明は、美容室のスタイリストさんがして下さりました。
ウィッグそのものは、スヴェンソンのものと同じような感じでした。
ただ、着けた時の着け心地が違いました。
お値段は、12万くらいで、スヴェンソンの半分くらい。

試着だけでは、2つのウィッグの何が違うのか・・・今は、あまりよくわかりません。

やはり、1日中着けた時の装着感や、どのくらいの期間使うのかによるお手入れの手間や
ウィッグ自体の寿命など(2年くらいの寿命で作られているそうで、それ以上になると、
やはり、痛んでくるそうです。)、日常生活の中で、長く使ってみないとわからないと思います。

でも、医療用ウィッグとはどんなものなのかを体験することができて、安心して帰ることができました。

そして、何より“おかしくて”笑えた自分がとても嬉しかったです。

ビタミンC点滴療法の副作用?

今日も、ビタミンC点滴を受けに行きました。

今日、はじめてこの点滴を受けている途中で、気分が悪くなりました。

点滴がちょうど残り1/3ほどになった時です。
悪寒がして、からだが震えて、こめかみのあたりが割れるように痛み、からだ中がだるくなりました。
ただ、我慢できないほどではなく、あと少しと耐えました。

なんとか点滴が終わり、立ち上がると、からだがふらつきました。
こめかみの痛みとともに、吐き気も少しありました。

看護師さんから「大丈夫ですか」と声をかけられましたが、「はい」と頷き、クリニックを後にしました。

ビタミンC点滴を受けると、点滴中は、利尿作用も働き、また、口渇感もかなり現れます。
点滴の際には、500mlのペットボトルのお水が用意され、のどが乾いたら飲むようにします。

今日も、いつものように点滴中に、何度か水分補給して、終わる頃には、飲み干していました。
ただ、今日は、いつもと違って、終わってからも口渇感がこれまでにないくらいありました。

また、2~3日前から、水分補給があまりできていなくて、お通じも滞っていて、便秘でお腹が苦しかったのですが、クリニックをでたら、急にお腹も痛くなりました。

急いで、トイレに駆け込んだのですが、術後の後遺症もあり、まだお腹にしっかり力を入れることができず、しっかり排便できなくて・・・。

トイレに座り込みながら、耐えていると、体温調節があまりできないのか、脂汗が流れだして。
本当にどうしようかと思いながら、お腹をただただ・・・・摩っていました。

20分ほどして、ようやく便がでて、少しお腹が楽になりました。
かろうじて、立ち上がり、トイレを出て、駐車場に向かいました。

駐車場の自動販売機で、200mlの紅茶を買い、一気に飲み干してもまだのどが渇いていました。
さらに、500mlのお水を半量ほど飲み干すと、ようやくからだが落ち着きました。
よろめきながら、車に戻り、シートを倒しこんで・・・。
気がついたら、1時間半くらい眠っていました。
からだはかなり楽になり、こめかみの痛みもなくなっていました。

おそらく、脱水症状が出ていたんだと思います。
今日は、いつもなら、2時間半くらいかかる点滴が、1時間半で終わっていました。
きっと、滴下速度がはやく、脱水症状が一気に起こったんじゃないかと思います。

次回からは、滴下流量速度の調整をしっかりお願いしようと思います。

吐き気、倦怠感、腹痛、頭痛、悪寒・・・苦しかったけど、ほどなく回復できました。

でも、抗がん剤治療では、このような状態が数日~1週間くらい(それ以上のことももちろんあって)
続くことも稀ではないわけですから、想像すると本当に怖くなります。

今日のこの状態は、抗がん剤治療の副作用のリハーサル???か。と思ってしまいました。

ただ、今日のように、経験することで、「次回からはこうしよう こうしてもらおう」と学ぶことができ、リスクを回避することができるわけです。

抗がん剤治療とも、こうして付き合っていくことが大切なんだと思いました。

抗がん剤治療を受けると決めた今の私にとって、「がんとともに生きる」ということは、「抗がん剤治療とともに生きる」つまり、「抗がん剤治療と上手くつき合っていく」ということになるんだと実感しました。

プロフィール

さくらのように

Author:さくらのように
仕事にやりがいを感じながら、日々、懸命に生きてきました。
でも、ある日、進行がんを告知され、これからの人生を
がんと向き合いながら、どう生きていくか・・・

何かに向かって懸命に生きるというこは
たとえ、それが叶わなかったとしても
誰かの生きる希望や力になれる

そう信じて・・・。

心からの笑顔いっぱいに生きていきたいと思います。

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